経営改善のポイント~第6ステップ
月次および5カ年事業計画の策定

このステップでは、
経営改善を導くための重要な収支計画となる
月次事業計画書および5カ年事業計画書の作り方
について学びます。

 本ステップで言う「事業計画」とは、会社経営に関わるすべての収支を予算化し、表にまとめたものを指します。もちろん、第5ステップまでに取り組んだ「資産・負債対策」「経費削減対策」「売上・仕入(原価)対策」の結果を反映した予算です。
 つまり、今後の経営改善計画を具体的な数値に落とし込んだものだと言えるでしょう。

 小規模企業でよく見受けられるのは、「来期はがんばって売上高を伸ばし、経常利益をなんとか黒字にしたい」という文言を、「事業計画」だと勘違いしていることです。しかし、それは「願い」や「希望」でしかなく、「事業計画」とは呼べません。
 これまで経営状態の悪かった会社が、どれほどの「願い」や「希望」を抱いたところで、経営が改善するわけがありません。経営状態の悪い理由は、「願い」や「希望」と関係がないからです。

 経営改善を実現するためには、今後1年間における月ごとの事業計画(収支予算計画)が必要となります。さらに、返済計画を含めた、年ごとの5カ年事業計画も欠かせません。

「経営改善プログラム講座」では、実現可能な事業計画を立て、その通りに実行することに取り組みます。

 もっとも現実問題として、計画通りに事業が進まないケースが必ず生じてくるはずです。そうした場合には、素早く原因を追求し、的確な対策を行う必要があります。
 しかし、経営困難に陥りやすい会社は、計画(予算)通りの収支にならなくても、何の対策も行わず、放置している傾向にあります。ひどい会社になると、計画通りに進んでいるかどうかの確認が遅い、または確認すら行っていない、というケースも見られます。
 そこで本講座では、「PDCA事業計画改善書」の作成にも取り組みます。ここでいう「PDCA」とは

P= PLAN
D= DO
C= CHECK
A= ACT
=計画
=実績
=原因(見直し)
=対策(改善行動)

を指します。これは、経営改善実現に向けた「定期健診」および「早期治療」を行うための道具となります。

 なお、小規模企業経営支援協会では、計画書の作成を正確かつ迅速に行うため、計算式などをプログラミングした「月次および5カ年事業計画書」作成ソフトも用意しています。

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